1型糖尿病について

1型糖尿病は、“インスリン”というホルモンが体から分泌されなくなる原因不明の疾患です。
生命の維持に必要なインスリンが欠かせないことから、インスリン依存性糖尿病(Inslin dependent diabetes mellitus:IDDM)と呼んだり、小児期に発症することが多いことから、小児糖尿病と呼ぶこともあります。
多くの方の場合、体重減少、多飲、多尿、倦怠感(ぐったりと疲れやすい様子)といった症状で発症します。
インスリンは、血液中に流れている糖を付近の細胞の中に取り込ませるという、とても大切な働きを持っています。
体中の細胞は、このようにして取り込んだ糖を利用して、細胞の機能を維持していくことができるのです。

しかし、1型糖尿病の方の場合、何らかの原因でこのホルモンが分泌される膵臓のβ(ベータ)細胞が破壊されているため、インスリンの分泌ができません。
したがって、インスリンを投与しなければ、細胞への糖の取り込みがされず、血液中の糖が増加、すなわち血糖値が上昇し、体がうまく機能しなくなっていきます。
現在、日本には数万人の1型糖尿病の患者さんがいると言われており、インスリンの注射を日々続けておられます。